どうもごんぬです!
本日から『競馬の質問箱』という匿名の質問箱を設置してXで質問の募集を開始したところ、かなり重ための質問が来ましたのでこちらで回答します。
その質問内容はこちら!
質問内容は2つ
①レース回顧の仕方
②TARGETの活用法
どちらも競馬予想家にとってのメシの種みたいな話ですねww
正直、説明範囲が広すぎますし、全部説明したら飲み会3回くらいハシゴしても語りつくせないような内容なのでこちらの記事で説明にチャレンジしてみようかと思います。
①レース回顧の仕方
まずレース回顧の仕方についてです。
おそらくレース回顧という手法を用いての競馬予想が流行りだしたのはここ5年くらいかと思います。ここでいう『レース回顧』とは主にレース映像を確認し、不利があった馬を探し出す映像回顧といわれる手法について言及していきます。
ダメな方法
まず第一に、初心者の方におススメできない方法は『漠然とパトロールVTRを見る』です。
なにがダメかというと、初心者の方がいきなりパトロールVTRを見ても得られるものが少ないからです。確認するポイントが多すぎますし、見ていて退屈です。この方法で全レースをチェックできる人はよほどの変態です。時間の無駄ですし、すぐ飽きてしまうのでこの方法はおススメしません。
おススメする方法
逆にオススメする方法は『見るポイントを限定する』ことです。
限定するポイントとしては
①レースを限定する
②レースの中で見るポイントを限定する
③特定の条件にハマったレースのみ限定する
などです。
①レースを限定するについては、例えば芝のレースだけやるとか、新馬戦だけやるとか、重賞だけやるとかです。基本的には芝の馬はずっと芝ですし、連続性があります。新馬戦はトラブルが起こりやすいため、理不尽な敗戦をして次走以降巻き返しが起こりやすいレースです。重賞まで来るとすべての馬が強く、能力差が少ないので展開などの影響での敗戦を見つけやすくなります。
②レースの中で見るポイントを限定する、とは例えばスタートがいい馬とか砂を被ったら走る気をなくす馬などを探すことです。スタートがいい馬は基本的にいつもスタートがいいです。これを特定できていると次走以降の隊列を考えるときに有効です。
また砂被りがダメな馬は映像回顧において最も優位性が高いものの一つです。というのは映像を見れば特定しやすいのにもかかわらず、新聞などではわかりにくいからです。そして砂を被った時は理不尽なくらい大敗してしまうため馬柱が汚れやすく、不当に不人気になるため馬券的な妙味が生まれやすいからです。
皆さんも経験はあると思うのですが、馬券を買うときについ安定して3着以内に来ている馬を選んでしまいがちではないですか?馬券をよく買う方はわかると思いますが、こういう安定して毎回上位の馬はめちゃくちゃ人気を被りがちです。つまり馬券的な妙味は薄くなります。
砂被りがダメな馬はピンパーなので、人気を落としやすく、来るときはいきなり上位に来るので配当がよい馬券につながりやすいのです。
③特定の条件にハマったレースのみ限定するとは、例えばスローペースになった時だけそのレースを確認する、という方法です。私はよくこれをやるのですが、芝の1800~2000mの新馬戦はほとんどの場合が前半1.02.0より遅いどスローからの上り33秒~34秒台の瞬発戦になります。この時に後方にポジションしていた馬や、ピッチの回転が上がらずエンジン点火不良で不完全燃焼の敗北をしてしまうストライドタイプの馬は次走以降で巻き返しやすいです。
こういう風にみるポイントを絞ればレース回顧にかける時間が短縮されますし、飽きにくく時間効率もよいので特にはじめのうちはおススメです。慣れてきたら範囲を広げてみればよいと思います。
まずは自分が好きな条件や得意な条件を見てみるのが良いと思います!
②TARGETの活用法
これもしゃべりだしたらキリがないので簡単に!
TARGETは中央競馬のデータベースの最高峰です。
出せないデータはほとんどないくらい、いろいろなデータが詰まってます。
ただユーザビリティ(使いやすさ)はかなり悪く、もてあます人も多くいると思います。
まずは『レース検索』の機能だけでも使いこなせるようになりましょう!
もうこれは絶対だと思います。
レース検索を使うと、特定の条件下のレースでのあらゆる分類別(騎手、枠、種牡馬など)のデータが分析できます。東京芝2000mの良馬場で活躍する騎手、枠、種牡馬などですね!
この機能を使って漫然と色々調べてみるのも楽しいですが、もう一つおススメの使い方があります。
それは『仮説を検証する』という使い方です。
例としては『今日はなんかオルフェーヴル産駒がめっちゃ馬券に来ているな』と感じた時に、それはどういう競馬場か、芝orダート、馬場状態、距離、などを特定し、過去にさかのぼって検証するやり方です。小倉芝2000m以上だとめっちゃオルフェーヴル産駒が活躍している!など気づくかもしれません。
『雨のダンカーク』という格言がありますが、直近3年の馬場状態別成績は下記のとおりです。
本当に雨のダンカークなのです。
そしてこれが証明されたときに、さらにどのコースがいいのか、どの距離がいいのか、他にも似たような種牡馬はいないのか?など興味をもって掘り進めることができるのがTARGETの良い所です。
そしてこれはみんなに周知されていなければいないほど効果的です。
『中山芝2500mは外枠不利』とか『中京ダ1800mの外枠不利』とか、みんなが知っているような情報は馬券に有効なデータではありません。あなただけが知りうる情報を探す、まさに宝探しのような楽しさがTARGETにはあるのです。
まとめ
さくっとまとめましたが、レース回顧、TARGETの使い方についてはこんな感じです!
また他にも質問ある方、もっと詳しくここを聞きたいという方はお気軽にお問い合わせください。
下記の匿名の質問箱や、ごんぬが運営する無料の競馬サークルからどうぞ!