どうもごんぬです!
不定期で更新の上手い騎手ランキング。
今回は2021年の1年間の成績をもとに騎手をランク付けしていきたいと思います。
過去の記事はこちらから。
騎手の上手さについて
まずは騎手の巧さについてなのですが、こちらのブログでは3着内率に注目してランク分けを行いました!JRA(日本中央競馬会)では通常は勝利数を中心に、勝率、獲得賞金額なども発表してますが、上手さの指標としてこの中であえて3着内率に注目したことにはいくつかの理由があります。
いい馬が集まる騎手か
まずそもそもの話として、強い馬の騎乗依頼が回ってくる騎手かどうか?が大きなポイントになってると考えます。
『餅は餅屋』ではありませんが、やはり専門家が信頼を置く騎手というのは基本的に信用したほうがいいということです。
ただし色々と政治的な兼ね合いも存在しますので、そこも念頭に置いておく必要があります。例として競馬会最大のオーナーグループである社台グループと武豊騎手の確執やデムーロ騎手のエージェント問題などです。いい馬を回してもらいにくい騎手は必然的に勝利することが難しくなってきます。
3着内に持ってこれる技術があるかどうか
では能力的に勝ち切れない馬が回ってくる騎手はどうしたらいいのでしょうか?ここで必要になってくるのが『3着内に持ってこれる技術』です。
某有名騎手は『1着はともかく3着であれば、たいていどういう馬にでもチャンスはある』とインタビューで答えていました。
記憶に新しい2019年の有馬記念でワールドプレミアを3着に持ってきた武豊騎手は「決め打ちしかチャンスがないと思っていた。ためるだけためて行った。」と話しています。これは3着を狙ったということではないのですが、そういった判断をし、勝負をできる騎手こそが上手いと思ってます。
これを踏まえたうえで、3着内率という数字に注目してみました!
3連系の馬券に絡んでくれるのも嬉しいですしね(笑)
2021年ランキング表
最新のランキングはこちらです。
SSランク・・・ルメール騎手、川田騎手
Sランク・・・福永騎手
Aランク・・・武豊、デムーロ、松山
Bランク・・・戸崎、岩田望、横山武、藤岡佑、吉田隼、石橋、三浦、(横山典)
上位はほぼ固定ですね!
武豊騎手が3着内率0.390と4位なのが見逃せません。まだまだ衰えないようです。朝日杯を制してまだまだ存在感も示しているあたりさすがのレジェンドですね。
エフフォーリアでG1を3勝、関東リーディングジョッキーの獲得と昨年台風の目だった横山武史騎手も大躍進!ついにこのランキングでも上位に名を連ねてくるようになりました。来年はAランクへのランクアップも望めそうです。
そしてなんだかんだ揶揄される三浦騎手や藤岡佑騎手もこのあたりにランクインしているのは見逃せませんね。また保護者といわれる横山典騎手も騎乗数が少ないものの0.34というBランク最上位レベルの高い数値をマークしておりまだまだ衰えは見せていません。
前回記事で注目していた騎手の動向
花の2019年組
さてまずは岩田望騎手などを中心とした花の2019年組の活躍を見てみましょう!
岩田望騎手
同期最多となる年間88勝をあげ、通算201勝。重賞こそまだ未勝利ですが馬質は確実に上がっておりG1騎乗も常連。2022年はさらに飛躍の年になりそう。
菅原明騎手
怪我から復帰し75勝。カラテで東京新聞杯を勝ち重賞制覇。関東リーディングを狙っていけそう。
団野騎手
54勝。日経新春杯、福島牝馬Sと重賞2勝。海外遠征を経験し今年はさらに成績を伸ばしてきそう。
亀田騎手
38勝。レイハリアで葵S、キーンランドカップを勝利。毎年成績を上げてきており今後も注目。
斎藤新騎手
34勝。2着、3着が多く勝ち切れていないのが目立つ。2019年最多勝新人騎手だけに菅原明騎手にも負けない活躍を期待したい。
5名もの同期が最前線で活躍しているのは本当に凄いですよね!!
小林凌騎手、大塚海騎手は割愛。もっと頑張れ頑張れ。
泉谷騎手
その一年後輩、2020年組で気を吐くのは泉谷騎手と秋山稔騎手。
泉谷騎手は46勝、函館2歳Sで重賞も制覇と着実にキャリアを伸ばしています。
注目すべきは秋山稔騎手!!1年目17勝→2年目42勝と大きく躍進。考えて乗る騎乗が印象的で来年さらに成績を伸ばしてきても不思議ではありません。
角田騎手
2021年デビュー組では小沢騎手、永野騎手に次ぐ20勝とまずまず。この世代自体もけっこうレベル高めなのかもしれませんね!!引き続き期待です。
森祐太郎騎手と富田暁騎手
森騎手は年間10勝に止まりましたが、3着内率は0.169とキャリアハイ。もう少し馬質が上がってくれば20勝、30勝してきてもおかしくないはず。
富田騎手は年間34勝、3着内率0.179とどちらもキャリアハイ。追える騎手ですし、さらに2022年は成績上げてくることでしょう。好きな騎手ですし50勝、重賞勝利も狙ってもらいたい!
2022年注目の騎手は?
①西村騎手
2018年組の西村騎手。3年連続で50勝、昨年はギベオンで金鯱賞制覇と初重賞タイトルも手にしました。早期にフリーになったためけっして馬質が高くはないのですがこの成績はかなり優秀。今年もローカルでは注目ですし、有力なお手馬さえ確保できれば重賞タイトル複数取ってきてもなんらおかしくないはず。
②富田騎手
上記にも上げましたが昨年34勝と自己最多を更新。減量がとれても勝ってこれる騎手だと思ってますし2022年は50勝に期待。
③2019年組
やはり2019年組の上位5名(岩田望、菅原明、団野、斎藤、亀田)は目が離せないでしょう。岩田騎手の100勝や重賞チャレンジ、もちろんそれ以外の騎手も岩田騎手を越えるような成績も期待できますし引き続き注目していきたいところですね。
④横山武、横山和兄弟
有馬記念も制し、中長距離では最強馬の地位を確立しつつあるエフフォーリアとのコンビで来年もG1を複数勝ってきそうな横山武史騎手。キラーアビリティでホープフルSも勝利しましたし、来年もさらに飛躍の年になりそうです。そして兄和夫騎手も今年79勝とリーディング10位に。有馬記念でもタイトルホルダーに騎乗し5着と好走しました。コンビ継続なら天皇賞春の制覇があってもよいかもしれません。弟同様、一皮むけて覚醒する時がきたかもしれません。
おススメできない騎手
こんなことをいうと失礼かもしれませんが、過剰人気になりがちな騎手もいます。
個人的な見解ですが下記の騎手を買う際は馬券検討で慎重になったほうがいいかもしれません。
1位 的場勇人騎手
昨年(0-0-1-63)と未勝利。父均騎手のためにもそろそろ・・・
2位 岡田騎手
同じく(0-4-4-81)と未勝利。ハデスキーパー(未勝利)を負けさせたことで有名。
3位タイ 山田敬騎手、和田翼騎手、水口騎手
単勝回収率10%以下と買えば買うほど損する騎手。
次点 藤田菜々子騎手
単勝回収率23%、複勝回収率45%とかなり低い。人気がある裏返しともいえる?
古川奈穂騎手
単勝回収率34%、複勝回収率51%。
矢作厩舎の完全バックアップがあっても成績につながってない。もっとがんばれ!
※永島ちゃんは大穴ぶっこんだため回収率は高めも、3着内率8.6%と最低クラス。基本的にはまったく乗れてません。
誰を買えばいいの??
では逆に誰を買えばいいのかというと基本的には上位のジョッキーです。
ただしSSランク~Sランクのルメール騎手、福永騎手は過剰に人気しがちなのでAランク、Bランクの騎手を抑えるほうが無難です。このあたりの騎手は基本的に回収率80%前後を出してくれますので『平均よりはプラス傾向』です。川田騎手はSSランクですがG1勝ち切れないイメージのせいか単勝回収率99%と非常に高い数字に。ここにギャップあるので積極的に買っていっていい騎手ですね。
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