どうもごんぬです!
昨年の夏ごろから競走馬のレースでの歩数をカウントするピッチカウント予想というものをはじめているのですが、今回新しい試みにチャレンジしてみようと思います。
それが『新馬戦でのピッチカウント予想』です。
えっ?て思われる方もいるかもしれません。
なぜなら新馬戦に出走段階では、各馬にはカウントの対象となるレースがなく、カウントしようにもできないからです。
なのでそこは調教を見て『ピッチ』『ふつう』『ストライド』だけ大雑把に判断しようと思います。
そしてこの予想法でもっとも画期的なのが、あらかじめ狙う対象となる馬が決まっていることです。
それはピッチ馬です。
以下その理由を解説していきます。
狙う条件のレース
まずこの『新馬戦でのピッチカウント予想』をやる上で、対象となるレースには条件があります。
それは芝の1600m以上の新馬戦であるということです。
なぜそのレースが対象になるかというと、この条件に限ればほぼ絶対的にスローペースの上り3F勝負になるからです。
上記グラフは直近5年の新馬戦、芝1600m良馬場において1.35.1以上時計がかかって勝った馬の平均ラップと上り3Fのラップ差の分布を出したグラフです。
なお芝1600m良馬場のレースは197あり、うち87%が1.35.1以上かかっています。
たいていそれより早い時計の決着は無いということですね。
見てお分かりかと思いますが、平均ラップに対して上りのほうが遅いハイペースは1%程度しか存在してません。
上り3Fラップのほうが平均ラップより1秒以上早いものが右3列以外すべて、つまり約95%が該当することになっています。また約75%が2秒以上上りのほうが早い、超スローペースに該当しています。
つまり何が言いたいかというと
『展開予想するまでもなく、芝1600m以上の新馬戦はほぼスローペース確定』
ということです。
競馬予想をする上で最も大事な要素の一つ、展開予想がほぼ確定(データ上は9割の確率)で当たるということになります。
スローペースに強い馬とは?
では次にスローペースに強い馬の条件を考えてみましょう。
重要な要素は大きく分けて2つです。
①先行していること
②瞬発力に優れていること
この2つです。
そしてその2つがともに得意なのがピッチ馬なのです。
まず①に関してですが、脚の回転力に長けている分、ピッチ馬のほうがスタートダッシュが早いです。新馬戦はゲートが苦手な馬も多いですが、たとえ少し出遅れてもピッチ馬のほうが二の足での挽回も効きやすく、この点でも有利です。ポジションを取りやすいということですね。
②に関しても同様で、ピッチ馬のほうがギアチェンジ力に長けています。
ストライド馬がスピードに乗りきるまでにピッチ馬が先に抜け出してアドバンテージを稼ぐというイメージですね。
ということで、調教動画を見ながら、ピッチ馬を見つけることができればかなりチャンスがあるということになります。
狙い方の細かいポイント
ここから先は自分用の備忘録。
細かいポイントとして
①目視以外にも調教でのラップの加速差は確認する(13.0-11.6みたいな)
②枠は極力内枠のほうがよい。外枠はデメリットになりやすい
③能力差ではないので、あまりにも強い馬がいるときには逆らわない。混戦時に狙う
④6月~12月限定。また負けたストライド馬は次走未勝利で巻き返しチェック。