どうもごんぬです!
いよいよ一年の総決算レース『有馬記念』!
多士済々のメンバーが揃い、非常に楽しみなレースですね!
せっかくなのでピッチカウント的な全頭診断を実施いたしました。
50RTで全頭診断を無料公開いたします!
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中山11R 有馬記念15:25発走 / 芝2500m (右)
年末の総決算レース『有馬記念』
まずこのレースを予想していく前に、今回はピッチカウント的な全頭診断を無料で公開していきたいと思います。そのうえで予想に入りたいと思います。
こちらが今回出走全頭のカウントとなっております。
それでは早速全頭診断していきます。
①アカイイト(ハイペース向き)
ストライドタイプの差し馬。前が止まるような前傾ラップ消耗戦が得意。実際唯一のG1勝ち昨年のエリザベス女王杯は前半59.0というハイペースで前が止まったところを差して勝った。今回ペースが流れるようであればラスト伸ばしてくる1頭といえそう。逆にスローになってしまったら持ち前のストライドがインの馬群の中で活かせず、いいところ無く敗退もありそう。
②イズジョーノキセキ(スローペース向き)
おそらく懸念されるのは距離。ピッチタイプの差し馬で、瞬発力勝負になればメンバーの中でも上位。その場合スローペースのインの好位立ち回って残り3Fまでだれも動かないレースと条件が揃いまくらなければならない。そこまで舞台が整えば枠の有利と相まって一発ある位置。
③ボルドクフーシュ(ハイペース向き)
菊花賞2着馬。ストライド差し馬でペースが流れれば流れるほどよい。3歳馬で斤量軽いのもよく、菊花賞好走馬の有馬記念成績もよい。名手福永騎手に替わるのも歓迎。アカイイト同様、ペースが流れての持久力比べになったほうがよい。同じくスローだと包まれて何もできずに終わる可能性もある。
④アリストテレス(スロー向きだがそれでも厳しそう)
ピッチ馬。この馬は割とカギを握る1頭。というのも出して行けば前走程度のポジションにはつけるはず。タイトルホルダーが行き切らず、この馬が番手で全体スローペースになってしまうとワンチャンスはありそうではありますが、そうだとしても決め手で他馬に劣りそうでかなり買いにくい。武豊騎手が無策で臨むはずも無いのでおそらくはインで溜めて入着狙いをしてきそうな気もしますがそれでも現状は足りなそう。
⑤ジェラルディーナ(ハイペース向き)
ストライド差し馬。前走で一気に評価を上げた1頭。ただ前走は思いっきり外差しストライド向きなレースだったためバッチリかみ合ったのは否めない。牡馬込みの1戦級相手で現状3番人気というのは人気し過ぎな気もする。個人的には同型イクイノックスとの差はかなり大きいと思います。
⑥ヴェラアズール(ハイペース向き)
ストライド差し馬。世間的には広く『キレ』の馬と言われていますが、個人的にはロンスパ持久タイプの馬に分類しています。ジャパンカップ、京都大賞典ともに前半スローからの4Fロングスパート戦を制した馬ですので決して1Fの瞬発力に優れた馬ではなく、他の馬の脚が上がるラスト1Fくらいの地点でスピードが落ちないからこの馬がキレているように見えるのが事実。なので5走前のサンシャインSなど3Fでの上り勝負になればブレークアップ相手にも差し残してしまうという弱点もある。割と早めに動かしていくことが条件な馬なので、この馬は残り4Fからはスパートをかけていく流れになるでしょう。その時点でよっぽどスローということがなければ大敗リスクは少なそうですが、一旦受けに回らなければならない脚質は決してメリットとはいえない。
⑦エフフォーリア(ハイペース向き)
ストライド差し馬。昨年の勝ち馬ですが、昨年はパンサラッサの作るハイペースが向いた点と実質逃げ位置のタイトルホルダーが大外枠発走でかなりロスを食らったというアドバンテージがあった。今年に入っての不振に関してはコース適性不一致もあるが、今回の仕上げに関しても天皇賞、ジャパンカップと使えず仕方なく流れてきた形に見えるし、鞍上横山武騎手も明らかに不満そうな受け答え。今回タイトルホルダーを逆転するのは難しいと思われる。
⑧ウインマイティー(スロー立ち回り勝負)
ややピッチよりな先行馬。前走エリザベス女王杯は前述通りハイペース外差しストライド馬に有利なレースだったためバイアス逆行で度外視可能。とはいえ今回もある程度スローになっての立ち回り勝負にならなければ好走は難しいためお膳立てが必要。アリストテレスと似たような位置。
⑨イクイノックス(ハイペース向き)
ストライド差し馬。前走及び前々走のような早い時計の出る広いコースが最も合う舞台。スローよりの展開で内に包まれ不完全燃焼というパターンが負けパターンになるのですが今回この枠なら問題はなさそう。タイトルホルダーがスローに持ち込んだ場合でもヴェラアズールらがロングスパート戦に持ち込むでしょうし、そうなってもこの馬の場合は対応可能で当然の上位候補。逃げるタイトルホルダーをこの馬が捉えることが出来るかどうかが焦点。イメージはディープインパクトVSハーツクライの有馬記念。なおそのレースはラスト瞬発戦でディープにとっては望ましくない流れだったことも補足しておきます。
⑩ジャスティンパレス(ハイペース向き)
ストライドタイプの菊花賞3着馬。決め手自体は高くないですが、長く脚を使えるのは武器。今回は展開的にも向きそう。2走前4Fロングスパート戦となった神戸新聞杯が理想的なレースで、今回もそれに近い流れにはなりそう。斤量面の恩恵もありますし、イクイノックスをしのぐことは出来ずとも3着目には十分期待していい一頭だと思います。アスクビクターモアの代打を務めてよい1頭。
⑪ラストドラフト(中間タイプ)
どっちともいえない、ミドルタイプ。このタイプは戦績の通りトップレベルのG1になると展開面の恩恵を受けることが出来ず、常に1枚足りなくなる。どっちに転んでも買いにくい。
⑫ポタジェ(スロー向き)
ややピッチ寄りなタイプ。大阪杯を勝ったが、阪神内回り、内枠有利と色々かみ合っての勝利だと思っています。やはりここではスローになって、2~3列目の内側を確保しておかねばならず枠的にも少し厳しいし、色々恵まれる必要がありそうで買いにくい。
⑬タイトルホルダー(スロー向き)
ピッチタイプの逃げ馬。宝塚記念を恐ろしいレコードタイムで勝っていますが基本的にはスローでギアチェンジしてレースを運ぶ方が得意なタイプ。菊花賞、天皇賞春のように小回りコースで立ち回ると史上でも最強と言える1頭。外回りコースの中山2500mでは最強レベルの打点は出せませんが、それでも今回ハナを切り切れる点と無類のスタミナをもってすればしのぎ切れる可能性は高い。横山和騎手はこの馬だけ見て乗ると宣言しており、後続のペースを意識するよりも完全に自分自身でコントロールする意識があるためスローには落とさず、単騎逃げの形から向こう正面だけ息を1~2角と向こう正面で息を入れ再度3~4角からコーナリングの器用さを武器に加速して突き放すレースをしてきそう。勝ちタイム予測は2.31.8くらい。
⑭ボッケリーニ(中間タイプ)
中間タイプ。ラストドラフトと同様、G1レベルだと恩恵ない分力が足りないと思います。
⑮ブレークアップ(ハイペース向き)
ストライド逃げ馬。3走前にはヴェラアズールをしのぎ切っているように前目のポジションからのロングスパート戦に持ち込めばめっぽう強い。それだけに今回15番枠という不利枠を引いてしまったのは痛すぎる。早めに先手を取っての持久戦に持ち込みたいだけにスタート後外を回らざるを得ないロスは厳しい。もっと内だったら穴の一頭として強く推奨していた馬です。
⑯ディープボンド(ハイペース向き)
ストライド先行馬。とにかくズブい。めちゃくちゃズブい。エンジンかからない馬。ただしスタミナ面は無尽蔵で、ゴシゴシ押して押して最後までずっと脚を使い続ける馬。現役屈指の追う力ある川田騎手との相性は抜群だと思っており、今回非常に期待していましたが最悪の16番枠、かつ15番にも前づけしたいブレークアップで必然的に外3枚目より外を回って初角を曲がらなければいけないのは本当に最悪。それをも超えて川田騎手のゴシゴシパワーとディープボンドのスタミナがすべてを凌駕してくる可能性もまったくないとは言えませんが、超一級線のタイトルホルダーを逆転するのは非常に難しくなったと思います。